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#30 糖尿病腎症 diabetic nephropathy

糖尿病腎症

✳︎diabetic kidney disease(DKD)ではなくdiabetic nephropathyと表記しています。

糖尿病の3大合併症( ①神経症/ ②網膜症/ ③腎症)の”③腎症”について説明していきます。

糖尿病の合併症の1つで腎臓の機能が低下した状態をいいます。腎臓は左右に一対あり、血液を濾過して老廃物を尿として排泄しながら、体内の水分量や電解質バランス・血圧などを調節している臓器です。糖尿病で高血糖の状態が長く持続すると、組織のたんぱく質に血液中のブドウ糖が結合した物質が増えて、全身の小さな血管を傷めつけ血管が詰まったり破れたりします(糖尿病性細小血管症)。腎臓の濾過装置である糸球体は細い血管が多いのでこれが起こりやすくなります。

症状

浮腫

貧血

高血圧

糖尿病腎症の初期はほとんど自覚症状がありませんが、進行していき最終的には人工透析が必要になります。

統計

人工透析の原因疾患第1位:糖尿病腎症

日本では毎年1万人以上の方が人工透析を始めています。

検査

尿検査(微量アルブミン尿検査)

糖尿病腎症の早期発見には尿検査(微量アルブミン尿検査)が有効になります。
糖尿病の患者さんは血糖値の良好なコントロールを心がけるとともに、定期的に検査を受けて腎機能を確認しておくことが大切となります。

(続く…..)

参考(当サイトが加工/編集2021/09/22)
厚生労働省 e-ヘルスネット 糖尿病性腎症 

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