血糖値
血糖値
血液中のブドウ糖(グルコース)の濃度のことを指します。そのため食事により糖を摂取すると変動します。食事中の炭水化物などが消化吸収されブドウ糖となり血液に入ります。
食前の血糖値(正常) 約70~100mg/dlの範囲
メカニズム
血糖の濃度が上昇すると、膵臓から分泌される「インスリン」というホルモンの働きにより、ブドウ糖が身体の細胞に取り込まれ、エネルギー源として利用されます。余分なブドウ糖はグリコーゲンへ変換され血糖値を下げていきます。グリコーゲンは肝臓や筋肉に貯えられます。 一方、空腹になると血糖値が下がります。そうすると同じく膵臓から分泌されるホルモン「グルカゴン」などの働きにより、肝臓などに貯蔵されたグリコーゲンをブドウ糖に分解させエネルギーとして使い、血糖値を正常に戻します。
血糖値が必要以上に低くなることを低血糖と呼び、血糖値が下がった際の血糖を上げようとする交感神経刺激ホルモンの作用でふるえや動悸の症状が起こり、脳へのエネルギー不足から意識低下や昏睡に至る場合があります。
一方、血糖値が高いまま下がらない状態が続くことを高血糖と呼びます。この状態が長く続くと血管が傷ついて動脈硬化を引き起こし、糖尿病など様々な病気を発症する危険が高まります。
引用:
*1 厚生労働省 e-ヘルスネット 血糖値
(上記より当サイトが加工・編集 2021/09/29)