#34 認知症 dementia
認知症
脳の認知機能(知的機能)が持続的に障害され、日常生活や社会生活に支障をきたす疾患のことを認知症といいます。以前は「痴呆症」と呼ばれていましたが語弊があることから2004年に「認知症」に変更されました。
原因
加齢
明らかな原因は特定されていませんが、加齢による脳の病的な老化によって引き起こされると考えられています。
脳血管障害
脳梗塞や脳出血、水頭症などによって認知症が発症します。
認知症の条件
明らかな記憶障害
認知機能の障害(記憶障害を除く)
生活に支障がある
認知症の分類
変性性認知症(アルツハイマー型認知症など)と脳血管性認知症の2つに大別されます。
変性性認知症
・前頭側頭型認知症
症状
大きく分けて2つで中核症状とBPSDに分けられます。
中核症状
記憶障害、見当識障害、失語、失行、失認、遂行機能障害などが挙げられます。
BPSD
中核症状とともに起きる2次的な症状で、徘徊、不眠、妄想、興奮、不安、胃食などが挙げられます。