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#140 非24時間睡眠覚醒症候群 Non-24-hour sleep-wake syndrome

非24時間睡眠覚醒症候群

一定の時刻に入眠し起床することが障害され、睡眠の時間帯が毎日30~60分ずつ遅れていく状態のことをいいます。

特徴

一定の時刻に入眠し起床することが障害され、寝付く時刻が毎日30~60分ずつ遅れていきます。そのため、夜間に眠れている時期と昼と夜とが逆転して昼間に眠ってしまう時期とが交互に出現します。発症後にうつ状態になる場合があります。寝付く時刻と覚醒する時刻が一定しないため、通常の社会生活が困難となります。

原因

原因については未だ明らかになっていませんが、以下の要因が原因ではないかと考えられています。

・光による体内時計の調整不足
高度の視覚障害者で比較的多く報告されていることから上記が原因と考えられています。

視覚障害のない方も病気を発症していることから、下記の説も考えられています。

・夜の早い時間帯に光の影響を受けやすいため睡眠時間帯の後退が起こりやすい

・体内時計の周期が長いために、昼夜の明暗周期への同調が困難となる

発症時期

・性別:男性が多い

・発症年齢:思春期から青年期

症状

下記の症状により定期的に社会生活に支障がでてくる時期があります。そのため社会生活が困難になります。

・夜間の不眠

・日中の過度の眠気

・全身倦怠感

治療

身体のリズムの整える方法が有効となります。

・夜のメラトニン投与
メラトニン投与が第一選択の治療法となります。

・朝の高照度光療法
毎日覚醒する時刻が遅れていくことから朝の高照度光療法は困難なことが多くなります。

引用(当サイトが加工編集)*1 厚生労働省 e-ヘルスネット 24時間睡眠覚醒症候群(2021/10/20)

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