失語症
高次脳機能障害の1つで、言葉の理解(入力)と表出(出力)ができない状態のことをいいます。具体的には話す、聞く、読む、書く
などの言語機能が失われます。
言語中枢
言語中枢は大きく分けて2つあります。1つがブローカ野で、もう1つがウェルニッケ野になります。中大脳動脈より血液を供給されており、大半の人は左脳(優位半球)にあります。
ブローカ野
前頭葉に存在し、言葉の表出(出力)を担っています。
この部位が障害される失語症のことをブローカー失語といいます。
ブローカー失語
言葉は流暢ではないが、言葉に意味を持つ言語を使います。
例「あの、手が、その痛い。」
ウェルニッケ野
側頭葉に存在し、言葉の理解(入力)を担っています。
この部位が障害される失語症のことをウェルニッケ失語といいます。
ウェルニッケ失語
言葉は流暢に話すが、言葉や文章に意味を持たない言語を使います。
例「山の中に病気があってね、虫さんと一緒にメガネでした。」