インプラント
歯を抜いた場所に歯の機能を代用させる目的で顎骨に埋め込む人工的な物質(人工歯根)のことです。失われた永久歯の代わりに、人工的な物質を埋め込み固定し、その上に人工歯を装着する治療法です。 人工歯根・口腔インプラント・歯科インプラントなどの用語で使われることもあります。
特徴
歯根とは歯肉より下の骨に埋もれてる部分のことで、歯冠とは歯ぐきより上の部分です。一般的にむし歯になっても歯根が残っていれば、いわゆる差し歯という治療法があります。
しかし歯を抜いて歯根がなければ差し歯はできません。その場合には一般的に入れ歯やブリッジをすることになります。
より天然歯の状態により近い機能・形態の回復を得るためにインプラントが普及してきました。 固定した人工歯根の上に人口歯を装着するため、金具も見えず痛みも異物感も少なくなります。またチタンを使うため金属アレルギー反応が少なく骨と結合する性質を持っています。
適応条件
・歯槽骨(土台)が健康であること
・神経の位置
・歯周病の進行状況
ケア
・定期的なメンテナンス
・丁寧なブラッシング
インプラントの状態が悪いと歯周病に似たインプラント歯周炎を起こし、土台の骨が冒され支えられなくなることもあります。
引用(当サイトが加工編集):厚生労働省 e-ヘルスネット インプラント(2021/12/23)