脱水
身体の体液が失われることにより、水分と電解質が不足している状態のことを脱水といいます。
原因
熱中症
下痢/嘔吐
アルコール摂取
発熱
高温の室内
ストレス
脱水のリスクが高い人
赤ちゃん
子供
高齢者
症状
口渇、下痢、嘔吐、微熱、倦怠感、頭痛、めまい、血圧低下
重症度
脱水の重症度は体重の減少率が大きく関わります(以下の表を参照)。
◆軽度の脱水 :体重減少率1~2% | 口渇、下痢、嘔吐、微熱 |
◆中等度の脱水:体重減少率3~9% | 倦怠感、頭痛、嘔吐、めまい、血圧低下 |
◆高度の脱水 :体重減少率10%以上 | 臓器の機能不全により死のリスクがあります。 |
脱水の種類
脱水には3つの種類(①高張性脱水②等張性脱水③低張性脱水)があります。それぞれを理解するには”電解質”と”水分”の割合がポイントになります。
①高張性脱水
電解質より水分の方が多く失われている状態の脱水です。一般的な脱水のこのタイプで、多くの汗をかいた状態で水分が失われる時に起こります。
②等張性脱水
水分と電解質が同等の割合で失われている状態の脱水です。下痢や嘔吐などにより体液が急激に失われた時に起こります。
③低張性脱水
水分より電解質が多く失われている状態の脱水です。多くの汗をかいた状態で電解質があまり含まれない飲み物(お茶や水)を大量に飲んだ時に起こります。