#219 髄膜炎 meningitis
髄膜炎
頭蓋骨と脳の間にある髄膜が感染し炎症が起きている状態を髄膜炎といいます。すぐに治療を行わないと生命のリスクが高くなります。特に細菌性髄膜炎では症状が急速に悪化します。
原因
細菌、ウイルス、結核菌、真菌
分類
細菌性髄膜炎
無菌性髄膜炎
症状
・発熱
・頭痛
・嘔吐
・頸部硬直
感染が脳まで到達し炎症が起きると意識障害やけいれんが起きます。
検査
・CT検査
・MRI検査
・血液検査
・髄液検査
髄膜の炎症、細菌性、結核性、真菌性、ウイルス性の判別を行います。ただし、脳浮腫や脳圧迫病変がある場合などは行えないので注意が必要です。
治療
治療は感染源になっているものに対して異なります。
細菌感染の場合→抗菌薬
ウイルス感染の場合→抗ウイルス薬
結核感染の場合→抗結核薬
真菌感染の場合→真菌薬
自己免疫性の場合→免疫抑制剤、ステロイド