#153 浮腫(ED) Edema
浮腫
細胞と血管の間(間質)にある液体(組織液)が病的に増加した状態のことをいいます。そのことにより体重増加などの症状がみられます。
下記の4つに分類されます。
静脈圧の上昇などにより静水圧が上昇すると血漿量が増加することにより生じます。
②膠質浸透圧の低下
アルブミンの減少などにより膠質浸透圧が低下することにより間質の血漿量が増加することにより生じます。
*ちなみにアルブミンは血管内に水分を留めておく作用があります
③血管浸透圧の亢進
炎症などにより血管の浸透圧が亢進することにより血漿量が増加することにより生じる。
【主な疾患】アナフィラキシーショック、熱傷、アレルギー反応、蜂窩織炎、虫刺され
④リンパ流の障害
リンパ流の障害によりリンパ管への流入量が低下すると、組織液が増加することにより生じます。
【主な疾患】悪性腫瘍、乳癌によるリンパ節郭清後