運動の効果
運動をすることにより血管に良い影響があり動脈硬化の予防につながります。そのことが血圧が正常に保たれる効果があるほか、肥満や脂質、糖質の改善にも効果があります。
運動による全身への影響
運動をすると全身の血行が良くなります。血行が良くなると血液が血管の中をスムーズに流れ、血管の内側の細胞(内皮細胞)が活性化され一酸化窒素が放出されます。一酸化窒素には血管を広げる働きがあり、一酸化窒素が不足すると血管が硬くなります。そのため運動により血流が良くなり血管の内皮細胞が活性化されることにより一酸化窒素が放出され、血管自体が強くしなやかになっていきます。血管は加齢に伴い老化していきます。老化によって動脈硬化のリスクが高まりますが、動脈硬化には血管の内皮細胞が影響していると言われています。そのため、運動により血管の内皮細胞が活性化されることにより、動脈硬化の予防に効果があります。動脈硬化以外にも、運動によってエネルギーが消費されることから、肥満の予防につながります。エネルギー消費により脂質(コレステロール)や糖質や血圧が正常に保たれる効果があります。
生活習慣病の予防
高血圧、脂質異常症、糖尿病など特に動脈硬化に影響する疾患の予防に関わります。
寝たきりの予防
筋肉
運動により筋肉に負荷をかけると筋肉が収縮し筋肉が強くなります。筋肉量が増えると基礎代謝が増えていきます。また筋がポンプの役割を果たすことにより、血流がよくなります。
肥満の予防
運動によるエネルギーが消費されると、脂肪が燃焼される。その結果、肥満の予防につながります。
骨
メンタルヘルス
参考
①厚生労働省 身体活動・運動(2021/10/07)